立ちどまるよふりむくよ
クォーターサイズMZ-80C予約スタート シャープX1発表翌日に
6月1日0時、ハル研究所の1/4サイズ8ビットパソコン「PasocomMini MZ-80C」の予約が開始された。シャープ製パソコンの初代名機、MZ-80Cのミニレプリカだ。
奇しくもその前日、シャープ製X1が発表され、古参たちは「おお、テレビパソコン復活か!」「あのフルロジックカセットメカニズムがっ」などと騒ぎ立てた。X1といえば、テレビとのスーパーインポーズが可能で、漢字表示まで可能な高精細グラフィックス。バンド仲間であった徳毛君の下宿で自慢されたものだ。
それはさておき、「PasocomMini MZ-80C」の予約開始時はサーバがアクセス不可になるなど混乱がみられたが、現在は安定運用中。ちょっと出遅れた筆者も無事に申し込むことができた。
販売を担当している秋葉原のレトロガジェットショップBEEPでは「今日ご注文しなきゃダメという訳ではないので、余裕を持って予約頂けます様お願い申し上げます」とTwitterで説明している。
購入予約フォームには「数量限定品です」との説明書き。公式Twitterアカウントは「購入台数の制限はありませんので、何台でも買う事ができますよ」とツイート。買えるうちに買っておけ、ということか。
ミニMZ-80Cにバンドルされるソフトとして、ZEPLIS以外の2本も明らかになった。「平安京エイリアン」、「地底最大の作戦」の2本で、作者にコンタクトして許諾を得たものだ。
ZEPLISはギャラガっぽいゲームだが、発表されたのは1985年と、MZ-80K/C用としてはだいぶ後発で、掲載雑誌のPiOもリアルタイムMZ-80ユーザーのぼくの記憶になかった。時代がちょっとずれているのだ。
それに対して、追加の2本は馴染みが深い。「平安京エイリアン」は東京大学の理論科学グループ(TSG)が開発したゲーム。1980年のコンピュータ雑誌I/Oに収録されたTK-80BS版からの移植。その後、ファミコンをはじめさまざまなバージョンが発売された。
「地底最大の作戦」も1980年にI/Oに収録されたゲームで、合本である「MZ-80活用研究」(工学社)にも収録されている名作。
作者は有田隆也さん。「心はプログラムできるか 人工生命で探る人類最後の謎」という著書を持つ、名古屋大学情報文化学部の教授だ。研究テーマは「人工生命」。37年前に自ら作ったゲームの復活に驚いてツイートしている。
そういえば、「PasocomMini MZ-80C」はリアルMZ-80Cの4分の1、クォーターサイズ。クォーターといえばクォーターパウンダーだが、その最初の日本投入時期が、1978年から83年と、MZ-80K/C時代とかぶっているのだ。
今年は日本からクォーターパウンダーが失われてしまったが、最初にクォーターパウンダーを食べた世代がクォーターサイズのMZ-80を手にするまであと4カ月半。
それまでに、BASICプログラムをはさみこむためのバンズ、シャープ製BASIC「SP-5030」のカセットを入手しなくては……。
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過去を振り返りまくる連載。音楽、映像、コンピュータ、テクノロジーをタイムトラベルしながら新たな発見をしていく。
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