niconico「動画と生放送の改善計画」発表 有料会員メリット拡充、時報の一部廃止も
ドワンゴは1月25日、動画サービスniconicoで「動画と生放送サービスの改善報告会」を配信した。2017年12月12日に配信した「意見交換会」を機に寄せられた意見を踏まえ、動画・生放送サービスの改善計画の詳細を発表。ユーザーの要望を受け、ログイン不要での動画視聴や生放送の追いかけ放送などを実現する。
動画の改善
PC版「ニコニコ動画」は、1月18日に一般会員もフルHD画質(1080p)の動画投稿に対応した。
動画視聴は、「ログイン不要の動画視聴(PC・スマホブラウザ)」「視聴環境に合わせた画質の自動選択」「チャンネル動画でのフルHD視聴」「一般会員の動画シーク」「swf形式の動画をmp4形式で視聴」「音楽アプリNicoBoxで変換待ちがなくなる」といった改善を4月末までに行う。
生放送の改善
ユーザー生放送は、1月23日にHD画質(720p)の配信機能を100枠限定で始めた。
生放送視聴は、「ニコニコミュニティのフォロー上限増加(10倍の予定)」「チャンネル生放送の新配信サーバへの対応」「番組サムネイルを配信映像のスクリーンショットに変更」といった改善を4月末までに行う予定。新配信サーバへの対応に際し、(1)スマホで視聴したときに遅延が短くなる、(2)自動画質選択に対応、(3)HTML5プレイヤーでコメント可能──といったメリットがあるという。
生放送の配信については、「HD画質(720p)で配信できる生放送枠の増加」「配信枠の自動延長(PC)」「動画引用放送の新配信サーバ対応(PC)」などを4月末までに実施。HD画質配信の生放送枠数制限は、年内に撤廃する予定。タイムシフトの画質改善、生放送中でも追いかけ再生できる機能、Androidアプリでのアンケート参加なども年内に改善する予定だ。
開発担当の鈴木圭一氏は、「通信が不安定なときに試してほしいこと」として、(1)ブラウザはChromeかMicrosoft Edgeを使う、(2)ブラウザのアドオンを無効化、(3)視聴画質を下げる(ユーザー生放送)、(4)低遅延モードオフ&軽量モードオン、自動画質選択の利用などを提案する。
有料会員メリット拡充 時報の意味は?
栗田穣崇取締役は、希薄だと指摘されていた有料の「プレミアム会員」(月額540円、税込)のメリット拡充について、追加特典を発表。(1)動画視聴履歴の件数を100件から200件に増加、(2)動画と生放送の各NGワードの件数を200件から500件に増加、(3)動画の再生速度変更、(4)コミュニティをフォローできる件数を増加、(5)生放送の追いかけ再生──などを4月末をめどに実現する。収益の柱としてメリットは順次拡充していく考えだ。
人気コンテンツが集中したり、広告を利用した動画の露出が目立ったりすることが批判されたカテゴリ・ランキング機能も、順次改善を進めていく。栗田取締役は「niconicoの文化形成にとって重要な機能なので、どうやっていくかは慎重に検討していきたい」と説明。
不快なコメントや荒らし対策は、「AIも活用してNG対策は強化しているが、利用規約違反というほどではないグレーなコメントは対策が難しい」と語った。
また、深夜0時と午前2時の2回あった「時報」が煩わしいという声を受け、2時の時報を廃止する。栗田取締役は時報の機能を「同じ時間に同じ動画を見ていることで共有感を出すためのもの」と位置付ける。深夜はアクセスが集中するため、プレミアム会員が快適に視聴できるように一般会員の画質を一時的に下げており、「その終わりを告げる」のが2時の時報だったという。
今後は、技術者向け情報共有チャットの開設や、動画投稿者向け勉強会の開催(3月予定)なども予定。意見交換会の生放送は定期的に開催し、次回はゴールデンウイーク頃に配信するという。
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