Special
» 2021年03月25日 10時00分 公開

「Kubernetesを誰でも使いやすく」 エンジニアの負担が少ないコンテナサービスがあるってホント?

[PR/ITmedia]

 企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が広まる中、その一環としてアプリケーション開発の現場では、いろいろな環境に対応できる柔軟性が求められている。そこで環境を移行しやすいアプリを開発できる技術として注目が集まっているのが、コンテナと呼ばれる仮想化技術だ。コンテナベースのアプリはさまざまな環境で軽量・高速に動かせるメリットがある。

 一方で、コンテナ環境を安定して運用するには、サーバ群の管理などでこれまでのITインフラとは異なるやり方が求められる。解決策としてはコンテナを統合管理できるツール「Kubernetes」の利用などが挙げられるが、エンジニアの学習コストや運用のハードルが高く、導入が難しい場合もあるかもしれない。

 こういったニーズに対応するのが、IDCフロンティアが5月に提供する予定のマネージドKubernetesサービス「IDCFクラウド コンテナサービス」だ。Kubernetes環境や日本語でのサポートを提供するもので、独SUSEのKubernetes管理ソフト「Rancher」をベースにしている。

 まずはIDCフロンティアのIaaS「IDCFクラウド」上でKubernetesを構築・管理できるサービスとして提供。年内にはIDCフロンティアのプライベートクラウドにも対応する。料金体系は、IDCFクラウドや他社のクラウド環境を使う場合は月単位の従量課金制、プライベートクラウドの場合は月額制で提供する。

photo IDCフロンティアの浅沼敬さん(撮影場所:WeWork)

 では、IDCFクラウド コンテナサービスの強みはどんな部分にあるのか。IDCフロンティアの浅沼敬さん(エンジニアリング本部 エンジニアリング部 部長)は、「IDCFクラウド コンテナサービスはKubernetesの利便性はそのままに、技術的なリソースに不安のある企業でも使える導入ハードルの低さを備えています」と話す。

 そこで今回は、IDCFクラウド コンテナサービスの特徴を浅沼さん、梶川治彦さん(IDCフロンティア エンジニアリング本部 エンジニアリング部 コンテナ開発グループ グループリーダー)、SUSE ソフトウェア ソリューションズ ジャパンの程建強さん(Field Engineer)の対談から探る。

構築先を選ばず、オンプレミスやエッジもカバー

──IDCFクラウド コンテナサービスの強みを教えてください。

梶川さん: RancherをベースにしたIDCFクラウド コンテナサービスの特徴は、構築先を選ばず、マルチクラウドに対応していることです。オンプレミスからパブリッククラウド、さらにはエッジもカバーします。

 エッジサイドのKubernetesクラスタの管理も可能です。オンプレミスに構築する場合に、特定のディストリビューションを導入しなければいけないといった縛りもありません。

程さん: 既存のマネージドKubernetesサービスの中にはマルチクラウド対応を謳いつつ、実際は構築先に指定があるなどの縛りがある場合もあります。しかし、RancherやIDCFクラウド コンテナサービスはそういった縛りがなく“真のマルチクラウド”を実現できます。マルチクラウド、ハイブリッドクラウド、エッジまで含めコンテナを活用したければ、RancherやそれをベースにしたIDCFクラウド コンテナサービスが最適と自負しています。

photo SUSE ソフトウェア ソリューションズ ジャパンの程建強さん

梶川さん: プライベートクラウドは仮想化したサーバを中心に運用し、一部だけにKubernetesを使うといった柔軟な構成にも対応できますね。開発のときにはクラウドベンダーが提供するサービスを使い、展開は自社のデータセンターで行いたい、というケースでも使いやすいのではないでしょうか。

 現在は1つのクラウドを使っているものの、将来的にはマルチクラウド、ハイブリッドクラウド、エッジでコンテナを活用したい場合にも有力な選択肢になると思います。

浅沼さん: さらに、IDCフロンティアではデータセンターやベアメタルサーバ、プライベートクラウドのサービスも提供しています。こういったITインフラとセットでRancherやKubernetesが使えることもIDCFクラウド コンテナサービスの特徴といえます。

使いやすさにこだわり、学習コストを削減

程さん: Kubernetesの導入ハードルが下がるのも強みの1つでしょう。Kubernetesは便利な技術ですが、使いこなすために必要な学習コストが高いという問題があります。例えば、Kubernetesは通常「YAML」(ヤメル、ヤムル)という言語を使って環境を構築しますが、コーディングに不慣れな人はハードルが高いと感じることもあるかもしれません。

 一方でRancherや、これを基盤に使ったIDCFクラウド コンテナサービスは設定をGUIで操作でき、アプリケーションのデプロイなどもコードを書かずに行えます。Kubernetesにはログ収集機能を持ったものなどさまざまなディストリビューションがありますが、それらも同じGUIで操作や管理ができます。これにより、ディストリビューションについての学習コストや、組み合わせを考える手間も抑えることができます。

photo IDCFクラウド コンテナサービスのGUI

梶川さん: 加えてIDCFクラウド コンテナサービスではUIを独自に日本語化し、訳文に合わせてさらにブラッシュアップするなど、ユーザーにとっての使いやすさにも配慮しています。

 GUIや日本語化したUIはどのクラウド上に構築した場合でも同じように操作できるため、まだKubernetesに触れたことがない人でも扱いやすくなっていると思います。すでにKubernetesに詳しい人向けには、GUIなしの環境も用意しています。

日本語サポートで運用もしやすく

浅沼さん: とはいえ、技術的なリソースが足りない企業では、Kubernetesの運用にも不安があるかもしれません。そういった不安を解消する手段として、IDCFクラウド コンテナサービスはIDCフロンティアによる日本語でのカスタマーサポートも提供します。

梶川さん: また、IDCフロンティアは Google Cloud のパートナーでもあります。IDCFクラウドと Google Cloud のマルチクラウド環境で利用する場合、IDCフロンティアがワンストップで提供します。

程さん: IDCFクラウド コンテナサービスが運用しやすい理由は他にもあります。IDCFクラウド コンテナサービスのベースとなっているRancherは、CI/CDや運用をモニタリングするツールなど、コンテナで継続的にアプリを開発するための機能も統合しています。これらのツールは、Kubernetesをどのクラウド上に構築した場合でも同じ操作で使うことができ、1つのRancherでアプリ開発やインフラ管理など複数の業務に対応できます。

photo Rancher搭載のモニタリングツール

 他に追加したいツールがあれば、Rancherの「カタログ」機能を使うことで、マーケットプレースを使うような感覚でサードパーティー製のCI/CDやモニタリングツールなどを持ってくることも可能です。

コンテナ・Kubernetesは今後のデファクトスタンダードに

──今後、コンテナやKubernetesは、アプリケーション開発の現場でどのような立ち位置の技術になるのでしょうか

程さん: アプリケーション開発や運用の現場では今後、導入したクラウドサービスを目的によって使い分けるマルチクラウドがさらに一般化していくと思います。並行して、環境を移行しやすいコンテナやそれを管理するKubernetes、Rancherの利用も進んでいくのではないでしょうか。

photo IDCフロンティアの梶川治彦さん

梶川さん: そうですね。迅速なアプリケーション開発には、もはやコンテナが必須です。負荷に応じてクラウドサーバの台数を自動で増減するオートスケール機能などは仮想サーバでも使えますが、コンテナの方が起動が速く、スケールアップもやりやすいと思います。

 そしてコンテナ環境の管理ツールであるKubernetesも、すでに業界のスタンダードになりつつあると考えています。とはいえ、Kubernetesは新しい技術ですから、クラウドに強いエンジニアが多いSaaSツールやゲームの開発現場でも、慣れた人がいないと安定した運用は難しいのではないかと思います。こういった背景から、マネージドKubernetesサービスが求められていると感じています。

浅沼さん: 一方で、昨今は昔と比べてIaaSを選ぶ自由はあるものの、一度導入すると他の部分にも関連サービスを使わざるを得なくなる「ベンダーロックイン」という状態に陥るケースも見受けられます。事業環境が多様化していく中、多彩なクラウドを状況に応じて使い分けられないことは、開発の足取りが重くなることにつながります。

 その点、IDCFクラウド コンテナサービスは構築先や展開先のインフラを選ばずにコンテナを使える「Anyインフラ」という考えを掲げて開発しており、導入してもIDCフロンティアのサービスにロックインされることはありません。

 そのためIDCFクラウド コンテナサービスであれば、この先新たにマルチクラウドでの環境構築やKubernetesの導入を考えている方々にも、事業環境に合わせて柔軟にサービスを提供していけると考えています。

 普及が進みつつあるものの、難易度の高さから導入がしにくい場合もあるKubernetes。しかしIDCFクラウド コンテナサービスであれば、エンジニアの負担を抑えながら利用できる。これまでコンテナやKubernetesに手を出せていなかったという企業は、今のうちに導入を検討してみてはどうだろうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社IDCフロンティア
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2021年5月5日