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» 2021年06月21日 10時00分 公開

「G-SHOCKである」と主張するスマートウォッチ、「GSW-H1000」の真価

カシオ計算機が満を持して「G-SHOCK」ブランドのスマートウォッチ「G-SQUAD PRO GSW-H1000」を発売した。製品に触れてみると、時間をかけて作り込まれた製品だと感じる。

[本田雅一,PR/ITmedia]
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 カシオ計算機が満を持して「G-SHOCK」ブランドのスマートウォッチ「G-SQUAD PRO」(型番:GSW-H1000)を発売した。ニュースを見て「やっと出たか」と思った人もいるだろうが、実際に製品に触れてみると、時間をかけて作り込まれた製品だと感じた。

「G-SQUAD PRO GSW-H1000」。価格は8万8000円(税込)

 カシオは2016年の春に米GoogleのAndroid Wearを搭載する初めてのスマートウォッチ「WSD-F10」を発売。翌17年からはアウトドアウォッチ「PRO TREK」のブランドを冠したスマートウォッチ「PRO TREK Smart」(WSD-F20、WSD-F21HR、WSD-F30)を販売してきた。

 G-SHOCKブランドではなかったが、G-SHOCKの名前に見合うタフネスさ(耐衝撃性や20気圧防水)を実現できなかったわけではなかったと思う。PRO TREK Smartもタフな環境での利用を想定した製品で、ショックレジスト構造を加えるだけでG-SHOCKになりそうだ。だから個人的にはカシオが単にハードウェアとしてのG-SHOCKではなく、独自の機能や使用感なども含めた、G-SHOCKならではのユーザー体験を演出するために時間を掛けたのではないか、と推測している。

 改めてGSW-H1000を眺めると、外観やウォッチフェイスのデザインはまさにG-SHOCK。屋外での視認性の高さ、シンプルなボタン操作、情報の表示などは腕時計らしいミニマルな作りで、電子機器メーカーと腕時計メーカーの両方の顔を持つカシオらしい。結果としてスポーツウォッチとしても使いやすい完成度の高い製品に仕上がった。

G-SHOCKらしさとスマートウォッチらしさ

 使い始める前にAndroidスマートフォンやiPhoneに「Wear OS by Google」アプリを導入し、ペアリングを始めるのはスマートウォッチとしての作法だ。ここは他のスマートウォッチと同じ。セットアップとタッチ操作の基本を学ぶチュートリアルが終わるとG-SHOCKらしい姿が見えてくる。

 GSW-H1000は1.2インチの高精細(360×360ピクセル)タッチパネル付きカラー液晶ディスプレイを搭載している。待機時はその上に重ねられたモノクロ液晶のレイヤーを用いて表示する2層構造として消費電力を抑えた。

 屋外でのモノクロ液晶の見やすさは抜群。何より消費電力が極めて低く、常時表示していてもバッテリー持続時間へのインパクトが小さい。

 表示レイアウトはプリセットのウォッチフェイスと常時表示用の液晶が切り替わっても違和感がない。例えばGSW-H1000を普段使いの腕時計にしても従来のG-SHOCKとの違いを意識する必要はあまりないだろう。

 さすがにバッテリー持続時間の違いは意識せざるを得ないが、GSW-H1000はもともとのバッテリー容量がスマートウォッチとしては大きめなのか、カラー表示オートオフの設定をしていれば1日半は駆動する。実際、1日中使っていても半分以上残るケースが多かった。たくさんのワークアウトやランニングを行っても1日でバッテリーがピンチになることはなさそうだ。

充電はマグネット圧着式

タッチ操作のG-SHOCK

 スマートフォンの着信など、さまざまな通知が手元のG-SHOCKに届くのはWear OS by Google採用スマートウォッチならでは。G-SHOCKをタッチで操作できるのも新鮮だ。ただ、スマートウォッチとしての機能を使う時にもGSW-H1000は「G-SHOCKである」と主張しているかのようだ。

 例えば右側中央のボタンを押すと、画面にWear OS by Googleのメニューが表示され、他社製スマートウォッチに慣れた人ならこのメニューでほとんどの操作ができる。しかしGSW-H1000には右下に「APPボタン」、右上に「START」ボタンという機能を絞り込んだボタンを用意し、シンプルな使い勝手を追求した。

 実際に使うと、Wear OS by Google採用スマートウォッチというよりG-SHOCKとして作り込まれた機能と操作性になるのだが、これがとても具合がいい。小さな画面とボタン、タッチパネルの組み合わせでも目的の機能に素早く到達できる。

 これらのユーザーインタフェースや機能は、Wear OS by Google上で動作する「G-SHOCK MOVE」というアプリで実現している。スマートフォン側にも同名のアプリが用意されていて、Google謹製のWear OS by Googleアプリとは別にG-SHOCKで計測する様々なアクティビティ情報との同期や閲覧が行える。

スマートフォン用アプリ「G-SHOCK MOVE」の画面。ワークアウトの詳細を確認できる

 ランニングやスイミング、ロードバイクなど15種類のアクティビティを計測するモードの表示もシンプルで見やすい。さらに「屋内ワークアウト」にはプッシュアップ、シットアップ、プランクなども用意されており、コロナ過で自宅トレーニングする人にもうってつけだ。

 種目は24あり、大きく「筋トレ」「有酸素運動マシン」「体幹トレーニング」の3つに分けられる。筋トレはベンチプレスやスクワットなど筋肉に負荷を掛けるトレーニング。19の種目ごとに繰り返す回数(Rep数)やセット数、その日の負荷(ダンベルの重量など)を記録しておけるため、定期的なトレーニングの振り返りや次回以降のトレーニング計画を立てるのに役に立つ。

 有酸素運動マシンは、トレッドミル(ランニングマシン)やステアステッパー(足踏みマシン)など室内で使うトレーニングマシンの計測モード。事前に設定した目標時間と経過時間に加え、心拍数、消費カロリーなど手元に表示できる。これらはWear OS by Googleのフィットネス機能でも記録はできるが、G-SHOCK MOVEは表示内容や表示レイアウト、フォントなどの違いか見やすい。

 最後の体幹トレーニングは、いわゆる「プランク」の時間管理をしてくれる機能だ。プランクとは、腕立て伏せの姿勢、あるいは肘を床につけて体を支える姿勢で動かず、体幹の筋肉で支え続けるトレーニングのこと。タイマーとセット数、心拍数などを管理し、スマホアプリ上で履歴を参照できる。

「プランク」は器具なしで始められる体幹トレーニング。画面にはタイマーとセット数などを表示

 実際にトレーニングして、腕の時計が気にならないといったら嘘になるが、必要な情報をいつでも手元で確認できるのはありがたい。トレーニングをする上で重要なインターバル(休憩時間)の管理も行えるため、1人でも効率的にトレーニングが行えた。

 また狭い室内で身体を動かすと家具などに腕をぶつけることもあるが、G-SHOCKなら壊れる心配がいらない。むしろ家具を心配したほうがいい。

 今回はインドアの機能を中心に試したが、GSW-H1000は当然アウトドアスポーツにも対応している。今後、ランニングではアシックスと協業している「Runmetrix」のモーションセンサーを腰に着けGSW-H1000と連携させることで、ランニング時のフォームチェックが可能となり、より深掘りしたトレーニングも行える予定だ。

 なによりアウトドアのイメージが強かったG-SHOCKも時代に合わせて屋内ワークアウト機能を追加するなど柔軟性を持ち合わせていた。「センサーオーバーレイ」機能もユニークで、腕時計をしている人を撮影した動画や静止画に計測情報を合成し、SNSなどで共有できる。仲間と情報交換している人にとってはモチベーションアップなどに役立つだろう。

 タッチ操作できるG-SHOCKは新鮮で、単に「最新のG-SHOCK」としてGSW-H1000を購入する人もいるかもしれない。ただ、その先にはスマートウォッチとして、あるいはガチのトレーニングアイテムとして使いこなせるだけの奥深さもある。G-SHOCKのスマートウォッチは、待ったかいのある仕上がりになっていた。

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提供:カシオ計算機株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2021年7月20日

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