NVIDIA、売上高は過去最高の816億ドル、純利益は3倍超に──AI投資「持続する」とフアンCEO
米半導体大手のNVIDIAは5月20日(現地時間)、2027会計年度第1四半期(2026年2月~2026年4月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比85%増の816億1500万ドル、純利益は211%(3倍超)増の583億2100万ドル(1株当たり2.39ドル、非GAAPベースでは1.87ドル)で、四半期売上高として過去最高を記録した。
ジェンスン・フアンCEOは、発表文で「人類史上最大のインフラ拡張であるAIファクトリーの構築が、桁外れのスピードで加速している。エージェンティックAIが到来し、生産的な作業をこなし、真の価値を生み出し、企業や業界全体で急速に拡大している。NVIDIAは、あらゆるクラウドで稼働し、すべてのフロンティアモデルやオープンソースモデルにパワーを供給し、ハイパースケールデータセンターからエッジに至るまで、AIが生成されるあらゆる場所でスケーリングする唯一のプラットフォームとして、この変革の中心という独自のポジションにいる」とコメントした。
また、業績発表後の電話会見では、「今四半期は並外れた業績だった。その理由はシンプルで、自律型AIが到来し、AIが生産的で価値のある仕事を行えるようになり、コンピューティング能力が収益と利益そのものになったからだ」と語り、AI投資が持続不可能になるのではないかという質問に対しては「われわれはハイパースケーラー(巨大IT企業を指す)の設備投資よりも速く成長するべきだ。コンピューティングは収益であり利益であるため、ハイパースケーラーの設備投資は今後も継続し成長していく」と答えた。
この業績を牽引したのは、主にデータセンター部門の急成長だ。同部門の売上高は、前年同期比92%増で過去最高の752億4600万ドルだった。この成長は、「Blackwell 300」製品の立ち上がりと、「InfiniBand」「Spectrum-X Ethernet」「NVLink」ソリューションに対する需要によるものだとNVIDIAは説明した。
同四半期から、ゲーミング、プロフェッショナル・ビジュアライゼーション、オートモーティブの3部門を統合した新セグメント「エッジコンピューティング」部門に再編した。同部門の売上高は29%増の63億6900万ドルだった。
設備投資費は43%増の17億5700万ドルだった。
次期四半期業績予測として、売上高は910億ドル(プラスマイナス2%)になると見込んでいる。また、GAAPベースおよび非GAAPベースの売上総利益率は、それぞれ74.9%と75.0%、非GAAPベースの営業コストは約83億ドルと予想した。
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