米国新聞協会(NAA)は3月28日、2007年の新聞サイトへの広告支出額が前年を18.8%上回り、32億ドルに達したとの速報値を発表した。新聞サイトへの支出が新聞への広告支出額全体に占める比率は、前年の5.7%から7.5%へと拡大した。
2007年第4四半期(2007年10〜12月)の新聞サイトへの広告支出額は8億4700万ドルで、前年同期比13.6%増。NAAが2004年に統計を開始して以来、13四半期連続の2けた増となった。一方、紙媒体への広告支出額は減少しており、紙媒体とオンラインを合わせた広告支出額も、前年同期の140億ドルから126億ドルに減少した。
NAAは、「情報環境の細分化や、広告メディア全体が直面している経済的な逆風により、印刷メディアは短期的な課題を提示されている」としつつも、「次第に強固になるWebプラットフォームからは、引き続き力強い売り上げを得ている」とコメント。「読者が複数のプラットフォームを通じて新聞に触れることで、高品質のニュースや情報を提示するという新聞の潜在的魅力はより強化されるだろう」としている。
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新聞への広告支出額全体が減少する一方、新聞サイトへの広告支出は順調に拡大。前年同期を21%上回る伸びをみせている。
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