Microsoft、「Silverlight 3」正式版をリリース:Adobeを超えられるか
MicrosoftがRIA再生プラグイン「Silverlight 3」のダウンロード提供を開始した。
米Microsoftは7月10日、ブラウザ用メディア再生プラグインの「Silverlight 3」の正式版をリリースした。専用サイトから無料でダウンロードできる。旧バージョンを利用しているユーザーは自動的にアップデートされる。
SilverlightはWebブラウザで動画再生やアプリケーションを利用するためのリッチインターネットアプリケーション(RIA)用プラグイン。OSはWindows 7、Vista、XP、2000およびMac OS X 10.4.8以降に、WebブラウザはIE 6以降、Firefox 2以降、Safari 3以降に対応する。
新バージョンではH.264、AAC、MPEG-4などのフォーマットをサポートし、3D画像やアニメーションを作成するための新機能やオンデマンドでもライブでもHDTV品質(1080p)の再生を可能にする「Smooth Streaming」などが追加された。また「Out of Browser」機能により、Webアプリケーションをデスクトップでも稼働させることが可能になる。
Microsoftは同日、Webデザインスイート「Expression 3」も発表した。「Expression Web」「Expression Design」「Expression Encoder」で構成される「Expression Web 3」は149ドル、これに「Expression Blend plus SketchFlow」を加えた「Expression Studio 3」は599ドルになる見込み。向こう1カ月のうちにリリースの予定で、現在は「Expression Blend plus SketchFlow 3」の製品候補版のみが専用サイトからダウンロード可能。
Microsoftによると、9カ月前にリリースした「Silverlight 2」はインターネットに接続できるデバイスの3台中1台以上にインストールされているという。
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