Yahoo!、Microsoftとの提携の影響を開発者に説明:どうなるBOSS、SearchMonkey
Y!OS戦略の下、開発者に提供しているAPIやプラットフォームの今後について説明した。
米Yahoo!は7月29日、同日発表した米Microsoftとの提携が開発者プログラムに及ぼす影響について、公式ブログで説明した。この提携でYahoo!サイトの検索アルゴリズムおよび検索広告プラットフォームとしてMicrosoftのBing検索エンジンを採用すると発表しており、多数のサードパーティー開発者から関連ツールやAPIの扱いに関する問い合わせを受けたという。
同社は「Yahoo! Open Strategy(Y!OS)」戦略の下、開発者やパブリッシャーに向けて同社のサービスやデータを活用できるオープンプラットフォームを提供している。そのうち、検索結果をカスタマイズできるプラットフォーム「SearchMonkey」と検索サービス構築プラットフォームの「Yahoo! BOSS」について開発者ネットワーク責任者のクリス・イェイ氏は「今のところ確かなことは何も言えない。はっきりしているのは、開発者のための最善策を確定するようMicrosoftと協力する必要があるということだ」としている。BOSSについては、開発チームのアシム・チャブラ氏は「正直なところまだ現状把握に努めているところだが、BOSSは少なくとも当面は存続する。今後数カ月かけて方針を確定する」と別のブログで語った。
「Yahoo! User Interface Library(YUI)」「Yahoo! Query Language(YQL)」「Yahoo! Pipes」など、検索に関係のないツールについては影響はないという。
イェイ氏とチャブラ氏は開発者に対し、進ちょくがあり次第報告するとしている。
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