Google Appsへの移行キャンペーン「Going Google」スタート:オンライン版Officeに先制攻撃
サイトでのキャンペーンのほか、米国主要都市での“日替わり”野外広告で企業にGoogle Appsへのスイッチを呼び掛ける。
米Googleは8月3日、同社のオンラインオフィススイート「Google Apps」へのスイッチを企業に呼び掛けるキャンペーン「Going Google」を開始したと発表した。サイトでの啓発、Twitterでの口コミ、ユーザープレゼントのほか、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ボストンの4都市で野外広告を掲示する。この広告では2009年8月の1カ月間、毎日異なるメッセージを表示する予定だ。
Googleによると、現在175万以上の企業がMicrosoft ExchangeやLotus NotesなどからGoogle Appsに乗り替えているという。キャンペーンサイトには、既にGoogle Appsに乗り替え済みのユーザーに対する「Google Appsを広めよう」というページへのリンクがはってある。このページには、同僚や上司にGoogle Appsを勧めるためのメールのサンプルやポスター、説明ビデオなどが用意されている。また毎週Google関連グッズが当たるGoogle Appsユーザー向けプレゼントキャンペーンも始まった(米国内のみ)。最初のプレゼントは「Gone」バッジ。
GoogleはMicrosoft Outlookとの同期ツールやLotus Notesからの移行ツールなどを立て続けに公開しており、ビジネス市場への参入に本腰を入れている。対するMicrosoftは7月にGoogle Appsに競合するオンライン版Office「Office Web Applications」を発表した。同スイートのプレビュー版は、8月にリリースの見込み。
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