Twitterのセキュリティはどうなっている? 相次ぐダウンに疑問の声
再び攻撃を受けてダウンしたTwitterの対応や戦略に対し、セキュリティ業界から疑問を投げ掛ける声が出ている。
マイクロブログサービスのTwitterが再度のサイバー攻撃を受け、米国時間の6日に続いて11日も一時ダウンした。セキュリティ業界からは、同社の対応や戦略に疑問を投げ掛ける声も出ている。
英セキュリティ企業Sophosのブログによると、11日の攻撃では前回ほど大きな影響は出ず、Twitterは30分ほどで復旧した。前回の攻撃は政治的動機に基づくものとの見方が強まっているが、今回も同じ背景があるのか、それとも誰かがまねをしてTwitterをダウンさせてみようと思っただけなのかは分からないとしている。
ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labのブログでは、Twitterがなぜこうした攻撃に対処できないのかと疑問を投げ掛けた。
Twitterはサービスの人気は高まるばかりだが、セキュリティは年初以来あまり改善されておらず、それほど投資もしていないようにみえるとKasperskyは言い、経営陣はセキュリティへの投資よりも、製品やサービスの強化への投資を優先しているのかもしれないと分析する。
Twitterと同様、相次ぐ攻撃の標的となり注目された大手企業としてAdobe Systemsの例も引き合いに出している。Kasperskyによれば、Adobeの場合は同社製品を使わない方がいいとの声が高まったこともあって経営的な影響が懸念され、結果的にセキュリティに投資した。
現在のインターネット環境を見ると、長期戦略にセキュリティを含める必要があることは明らかだとKasperskyは指摘。つぶやいたり、データを共有・配布したりすることを奨励するなら、安全性はできる限り保証してほしいと訴えている。
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