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「NECカシオモバイル」4月に設立 NEC、カシオ、日立が携帯電話事業を統合
NEC、カシオ、日立が携帯電話事業を統合すると正式に発表した。合弁新会社「NECカシオモバイルコミュニケーションズ」を、来年4月に設立する。
NECとカシオ計算機、日立製作所は9月14日、3社の携帯電話事業を統合すると正式に発表した。合弁新会社「NECカシオモバイルコミュニケーションズ」を、来年4月に設立。新会社にはNECが7割出資し、連結子会社とする。
まずNECが今年末までに100%子会社を設立し、NECの携帯電話事業を吸収。カシオと日立の携帯合弁・カシオ日立モバイルコミュニケーションズを来年4月、新会社に吸収合併する。
新会社の当初の資本金は10億円(NECが66.00%、カシオが17.34%、日立製作所が16.66%出資)。来年6月までに50億円(NECが70.74%、カシオが20.00%、日立製作所が9.26%出資)に増資する。役員はNECから6人、カシオから2人の計8人で、社長はNECが指名する。従業員数は約1300人。
NECは現在、NTTドコモやソフトバンクモバイル向け端末を開発・製造しており、カシオ日立モバイルコミュニケーションズは、KDDIやソフトバンクモバイル、米国Verizon Wireless、韓国LG Telecom向けに端末を提供している。
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