ニュース
違法サイト情報の雑誌掲載自粛求める レコ協など、12社に
RIAJやACCSなど著作権者11団体は、著作権・著作隣接権の侵害を助長するWebサイトが雑誌に多数掲載されているとして、出版社12社に、こうした情報の掲載を自粛するよう要請する文書を連名で送った。
日本レコード協会(RIAJ)、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)など著作権者11団体は10月5日、無断で複製した楽曲やゲームの無料ダウンロードサイトなど、著作権・著作隣接権の侵害を助長するWebサイトの情報が雑誌に多数掲載されているとして、出版社12社にこうした情報の掲載を自粛するよう要請する文書を連名で送ったと発表した。
RIAJなどによると、これらの雑誌は、ファイル共有ソフトや動画投稿サイト、掲示版サイトなどを利用して違法にアップロードされた音楽・映像作品、ゲーム、漫画などのファイルを無料でダウンロードできる方法を紹介しているという。
雑誌で紹介することで、違法サイトを知らなかった人でも違法コンテンツを容易に入手できるようになり、「結果として著作権・著作隣接権侵害行為を助長する」と指摘。「正規のコンテンツ配信ビジネスの健全な発展を阻害する可能性が極めて高く、関係団体としては看過できるものではない」として掲載自粛を求めた。
11団体は、RIAJ、ACCSと、音楽出版社協会、音楽制作者連盟、日本映画製作者連盟、日本映像ソフト協会、日本音楽著作権協会、日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター、日本音楽事業者協会、日本国際映画著作権協会、日本動画協会。
関連キーワード
著作権 | 違法 | 日本レコード協会 | ACCS(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会) | ダウンロード違法化 | 日本動画協会 | 実演家著作隣接権センター(CPRA) | 日本芸能実演家団体協議会 | 日本音楽事業者協会 | JASRAC | 日本映像ソフト協会
関連記事
- 改正著作権法が成立 「ダウンロード違法化」「検索キャッシュ合法化」へ
いわゆる「ダウンロード違法化」や、検索キャッシュの合法化規定を盛り込んだ改正著作権法が成立した。施行は来年1月から。 - 改正著作権法をレコ協が歓迎 「広報活動に努める」
「ダウンロード違法化」を含む改正著作権法が成立し、日本レコード協会が「歓迎する」とコメント。 - 実演家団体も改正著作権法を歓迎 「大変喜ばしい」
「ダウンロード違法化」を含む改正著作権法が成立したことを受け、実演家著作権隣接センターが改正法を歓迎するコメントを発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.