Windows 7発売 「早く帰って触りたい」
有楽町ビックのWindows 7パッケージ版発売カウントダウンに集まったのは15人と、アキバのお祭り騒ぎとは対照的に落ち着いた雰囲気。早速手に入れた人は、「早く帰って触りたい」と興奮した様子だった。
マイクロソフトの新OS「Windows 7」が10月22日、量販店などで発売された。2007年1月のVista発売以来、約3年ぶりの新OS。午前0時からDSP版が発売された秋葉原では、深夜販売に多くの人が集まり、お祭り騒ぎになっていた。
午前9時のパッケージ版発売に合わせ、カウントダウンイベントが行われた東京・JR有楽町駅前のビックカメラ有楽町本館で、発売を待っていたのは約15人。秋葉原とは対照的に落ち着いた雰囲気だったが、早速手に入れ、「早く帰って触りたい」と興奮した様子で話す人もいた。
カウントダウンイベントは午前8時から開かれ、ビックカメラの宮嶋宏幸社長やマイクロソフトの樋口泰行社長も参戦。NECパーソナルプロダクツの高須英世社長、ソニーマーケティングの松原昭博部門長など大手PCメーカー幹部も駆け付けた。
ビックカメラの宮嶋社長は、「Vistaを使ったユーザーからいただいた要望をすべてクリアしたのがWindows 7。ここ数年、PCの売り上げは厳しかったがこれを機に大いに盛り上がると期待している」と、マイクロソフトの樋口社長は、「できの良いOS。メーカーの論理ではなくユーザーの視点に立って開発した」と自信を見せた。
タレントの南明奈さんもゲストで登場。「画面を触って操作するWindows Touchが楽しい。これまでPCは苦手だったが、これを機に自分もトライしたい。みなさんもぜひ」とPR。南さん、宮嶋社長、小峰浩一店長、マイクロソフトの樋口泰行社長がくす玉をわり、新OSの発売を祝った。
発売されたのは、一般向けパッケージ版で、最上位のWindows 7 Ultimateが3万8800円、Professionalが2万7090円、Home Premiumが2万4800円。インストール済みのWindows 7を上位のバージョンにアップグレードできる「Windows Anytime Upgradeパック」も同時に発売された。
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