Google、「Android 2.0 SDK」の提供を開始
Android 2.0(コードネーム:Eclair)は、アカウント管理や連絡先からのメッセージ発信機能が向上したほか、Bluetoothでのピア・ツー・ピア接続機能など多数の新機能が追加された。11月発売予定のDroidに搭載の予定だ。
米Googleは10月27日、携帯電話プラットフォーム「Android」用ソフトウェア開発キット(SDK)の新版「Android 2.0 SDK」(コードネーム:Eclair)をリリースした。Android開発者はSDK Managerでアップデートできる。またWindows版、Mac OS X版、Linux版をAndroid開発者向けサイトからダウンロードできる。
新版では、同期、アカウント管理、連絡先関連のAPIが追加された。Exchangeを含む複数のアカウントを管理・同期できるようになった。メーラーでは1つの受信ボックスに複数アカウントのメールをまとめられる。新機能「Quick Contact」により、ユーザーは連絡先をタップすると表示されるコミュニケーション手段のアイコンを選択することで、すぐにメール、IM、電話などができるようになる。
Bluetooth 2.1をサポートし、端末同士をピア・ツー・ピアで接続するアプリケーションを作成できるようになった。カメラはフラッシュ、ズーム、マクロフォーカスなどに対応し、仮想キーボードの精度が向上し、WebブラウザにはURLバーやサムネイル付きブックマークなどの新機能が追加された。
Googleはアプリケーション開発者に対し、向こう数カ月のうちにバージョン1.5、1.6、2.0に対応する複数の新端末が発売されるので、既存のアプリがそれらに対応するかどうか事前にチェックすることを奨励している。2.0対応端末としては、11月にMotorolaの「Droid」が発売されるとみられている。
Googleは年内にAndroid 2.0のマイナーアップデートを予定しているが、それが2009年の最後のアップデートになる予定だとしている。
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