Googleの検索結果では、検索語そのものではなくその同義語に基づく結果も表示される。Googleは1月19日、そうした結果の概要部分(スニペット)で同義語を強調表示し始めたことを明らかにした。
例えば英語の場合、これまでも「photo(写真)」を検索すると「photos」「photograph」のように、スペルが近い言葉は強調表示してきたが、今後は「picture(写真)」といったスペルはまったく異なる同義語も強調表示するようになった。
Googleは同義語による検索結果に関する研究を5年以上続けており、最近その成果を精査したところ、Googleが対応している100以上の言語でユーザー検索の70%が同義語の結果を示していることが分かった。クエリを抽出してそれらの同義語の精度を分析したところ、同義語を含む結果を持つクエリ50件につき、不適切な同義語はわずか1件だったという。
そうした不適切な同義語の例として「dell system speaker driver precision 360」と入力した検索結果に「PC」が含まれてしまうというものがある。「precision」を「PC」の同義語と判断してしまったためだ。Googleはこうした結果を1つずつ修正していくのではなく、アルゴリズムの改良で対処していくという。
なお、検索語を引用符("")で囲めば同義語検索をオフにできる。
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