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米国務長官、Google問題で中国に警告
クリントン長官は演説の中で、ネット規制は世界人権宣言に反するとし、Googleへのサイバー攻撃に関する「中国政府による徹底的な調査を期待する」と語った。
米国務長官のヒラリー・クリントン氏は1月21日、インターネットの自由について行った演説の中で米Googleに対するサイバー攻撃について触れ、「中国政府による徹底的な調査とその結果の公開を期待する」と語った。
約1時間にわたる演説で、同氏はインターネットの自由やセキュリティについて語り、中国、イラン、サウジアラビア、エジプト、北朝鮮などの国名を挙げ、こうした国によるインターネットの監視や規制といった行為は、国連の世界人権宣言に反するとして非難した。
また、サイバー攻撃にかかわった国家あるいは個人は国際的な非難を浴びることになるだろうと述べ、インターネットでつながっている世界においては、1国のネットワークに対する攻撃は全世界に対する攻撃に当たると指摘した。
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