NTTドコモの山田隆持社長は1月29日の決算会見で、米Appleが発表したタブレット端末「iPad」について「前向きに取り組みたい」と話し、3G回線提供に強い意欲を示した。
iPadは、日本ではWi-Fi版が3月下旬、Wi-Fi+3G版が6月以降に発売される見込み。Wi-Fi+3G版は小型のSIMカード「GSM micro SIM」に対応し、SIMロックフリーとなる見通しで、ドコモやソフトバンクモバイルがサービス提供している周波数をサポートしている(「iPad」から夢想する“次期iPhone”の姿)。
山田社長は「iPadは通信モジュールを内蔵した洗練されたPC、高級Netbookのようなもの。SIMロックフリーと聞いており、たいへん興味を持っている」とコメント。「昨日知ったばかりでまだ決めてはいないが、(ドコモの)micro SIMを入れて使ってもらうことになると思う。ビジネスモデルはこれから検討する」と話した。
iPhone販売については「あきらめたわけではないというスタンスは変わっていないが、iPadと異なりSIMロックがかかっている」などと話した。
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