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Microsoft、欧州IEユーザー向け「Webブラウザ選択画面」提供開始へ

Microsoftは欧州委員会との独禁法係争終結の決め手の1つとなった「Webブラウザ選択画面」の配布を、予定通り3月から開始すると発表した。

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 米Microsoftは2月19日、欧州のInternet Explorer(IE)ユーザーに向けて、3月1日前後から「Webブラウザ選択画面」ソフトの提供を開始すると発表した。欧州全体での実施の前に、2月22日の週から、英国、ベルギー、フランスでテストを行う予定だ。

 Webブラウザ選択画面は、WindowsへのIEバンドルをめぐる欧州委員会との独禁法係争で、Microsoftが提示した回避策の1つ。Microsoftは欧州で販売するWindows PCにこの選択画面をインストールし、ユーザーが好みのWebブラウザをデフォルトとして設定できるようにする。欧州委員会はこの対策案を2009年12月に承認した。

 ソフト提供の対象となるのは、Windows XP、Windows Vista、Windows 7のいずれかのOSを利用している欧州在住のユーザー。自動更新サービス「Windows Update」を通じて配布される。

 IEをデフォルトブラウザにしている場合、アップデート後にIEを起動すると以下のような画面が表示される。なお、Windows 7でIEをタスクバーにピンしている場合は、アップデートで自動的に解除される。

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デスクトップに選択画面へのショートカットが作られ、選択画面に関する説明ウィンドウが表示される

 上の画面でOKをクリックすると、選択画面が表示される。Webブラウザの表示順序はランダムになっており、Webブラウザの情報は時々更新される。

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12のブラウザが選択肢になっており、右にスクロールすると表示できる

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