ソニーは3月9日、フルハイビジョン(フルHD)の3D映像再生に対応した液晶テレビ「BRAVIA」8機種を6月10日から順次発売すると発表した。同社の3D対応テレビ発売は初。「2010年度の日本市場の3Dテレビ販売でナンバーワンを目指す」としている。
40V〜60V型の8機種で、それぞれオープン価格。実売予想価格は、3D視聴に必要な機器「3Dシンクロトランスミッター」と3Dメガネを別売りにした40V型「KDL-40HX800」が最も安く22万円前後。トランスミッターを内蔵・メガネを同梱し、デフォルトで3Dに対応する40V型「KDL-40LX900」が28万円前後、同60V型「KDL-60LX900」が58万円前後など。
3D映像は、フレームシーケンシャル表示方式を採用。専用の3Dメガネを装着して視聴する。照明器具などの光によるちらつきを低減し、明るい部屋でも快適に3Dを楽しめるという。
リモコンのボタン1つで2D映像を3Dに変換する機能を備えた。独自の技術で映像のフォーカスを検出し、擬似的に3D化するという。
フルHD対応3Dテレビの発売はパナソニックが先行しており、「3D VIERA」2機種(54V型が実売53万円前後、50V型が同43万円前後)を4月23日に発売予定(「3D産業革命をリードする」 パナソニック、初の「3D VIERA」)。
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