Microsoft、次期「Windows Live Essentials」の新機能を紹介:iPhotoに匹敵するフォトツールも
次期「Windows Live Essentials」では、複数のPCとMacのファイルを同期できるようになり、フォトレタッチツールの「Photo Gallery」にはユニークな写真合成機能が追加された。
米Microsoftは6月3日(現地時間)、オンラインサービススイート「Windows Live Essentials」(日本では「Windows Live おすすめパック」として提供)の次期版の新機能を公式ブログで紹介した。数週間以内にβ版を公開するという。
Windows Live Essentialsは、「Messenger」「Mail」「Photo Gallery」「Movie Maker」「Writer」「Sync」「Family Safety」で構成される。
今回のアップデートの大きな特色は、デスクトップとクラウドの接続機能と、ソーシャル機能といえる。Windows Live Syncにより、複数のPCとMacのファイルをMicrosoftのクラウドサービス「SkyDrive」を経由して同期させることが可能になった。また、MessengerでFacebookやLinkedInを利用したり、Photo GalleryやMovie Makerの写真や動画をFlickrやMySpaceなどの外部サービスで共有することができる。
Windows Live Photo Gallery
Windows 7では、デジタルカメラやメモリカードなどをPCに接続するだけで写真や動画をPhoto GalleryやMovie Makerに取り込めるようになった。また、写真を日付やジオタグなど複数のクエリで検索できるFindタブ、顔認識機能、複数の写真の“いいとこどり”で写真を加工できる「Photo Fuse」、レタッチ操作を自動化するバッチなどが追加された。
Windows Live Movie Maker
720pおよび1080pの高精細ビデオを編集し、アップロードしたりDVDに焼くことができる。
Photo GalleryとMovie Makerでは、多数のトランジションやエフェクト、BGMが用意された「AutoMovie」機能が利用できる。また、写真や動画は、数クリックでFacebook、Flickr、YouTube、SkyDriveにアップロードでき、それらのサービスでコンテンツについたコメントをデスクトップで読むこともできる。
Windows Live Mail
複数アカウントのメール、予定表、RSSフィード、連絡先を一カ所で管理でき、オフラインでの編集結果がオンラインになった際に自動的に同期される。Messengerと予定表をMailのページで利用できたり、ファイルサイズの大きい写真をメールにはりつけられるなど、5月に発表したHotmailと同等の機能がある。
Windows Live Sync
PCだけでなくMacともドキュメント、画像、音楽などのファイルをSkyDrive経由で同期できる(対応するのはWindows Vista以上とMac OS X 10.5以上)。利用できるオンラインストレージの容量は2Gバイトまでだが、40GバイトまでのファイルをPC間で同期できる。またRemote Desktop機能で、オンラインになっている遠隔地のPCにdevices.live.com経由でアクセスし、操作できる。
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