米国際貿易委員会(ITC)が台湾HTCからの訴えを受け、米Appleを特許侵害の疑いで調査することを決定した。
HTCは5月に、Appleが同社の携帯電話および関連ソフトの特許を侵害しているとしてITCに提訴した。携帯電話の電源管理および電話帳に関連する技術の特許が侵害されたとし、Appleに対する排除命令と輸入・販売差し止め命令を求めている。ITCがいつ調査を完了するかはまだ決まっていない。
HTCとAppleはこの数カ月、スマートフォン特許をめぐって相争っている。Appleは3月にHTCを特許侵害で提訴。真の標的はHTCの端末に採用されているGoogleのAndroidソフトと考えられている。HTCのITC提訴はそれに対する反撃と言える。
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AppleはHTCを特許侵害で訴える前に複数の携帯電話メーカーに警告しており、そのせいで製品計画を変えた企業もあったという。
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