NTTドコモは、同社が販売するスマートフォンの実機を展示し、アプリや機能を試せるショールーム「ドコモスマートフォンラウンジ」を8月4日、東京・有楽町にオープンする。スマートフォン専用ショールームは同社初。オープンに先立ち3日、報道向けに公開した。
JR有楽町駅近くの「ドコモショップ丸の内店」に併設した。白を基調とした220平方メートルの空間に展示コーナーやセミナースペースを用意。「Xperia」などスマートフォン6機種を15台ずつ設置し、自由に触れるようにした。端末をゆっくり見られるよう、ショールーム内で販売は行わない。
専任のスタッフがスマートフォンの初期設定やトラブルの相談に乗ったり、「spモード」などスマートフォン向けサービスを案内する。セミナースペースでは、初心者向けスマートフォン講座「What's スマートフォン?」を毎日無料で開くほか、トークショーも定期的に開催する予定だ。
場所は、新有楽町ビル1階(東京都千代田区有楽町1-12-1)。JR有楽町駅から徒歩1分、地下鉄有楽町/日比谷駅からも徒歩数分、丸の内オフィス街や銀座からも近いという立地の良さなどから、この場所を選んだという。営業時間は午前11時〜午後8時。スマートフォンの購入層である20〜40代の男女がターゲットだ。
「スマートフォンのニーズの高まりに応えるため」にショールームを作ったと、同社の熊谷文也常務は説明。「どんなものが欲しいかを考える手助けができる拠点にしたい」とアピールする。同社スマートフォン事業推進室の三島俊一郎営業推進担当部長は、スマートフォンが「よく分からないから利用する予定はないという声がある」とし、「もっとお客さんにスマートフォン新時代を体験してもらえれば」と期待している。
同社は2010年度、スマートフォンだけで100万台の販売を目指し、Samsung製Android端末「Galaxy S」を秋以降に投入するほか、冬モデルで7機種のスマートフォンを発表する計画だ。
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