ドコモ、「Galaxy S」ベースのSamsung製Android端末を秋以降に発売
ドコモの山田隆持社長が、2010年秋以降にSamsung電子製の「Galaxy S」をベースにしたAndroidスマートフォンを提供することを明らかにした。
NTTドコモの山田隆持代表取締役社長が5月18日、2010年夏モデル新製品発表会のプレゼンテーションの中で、現在発売へ向けて準備を進めているAndroidスマートフォンに言及した。新モデルはSamsung電子製のAndroid 2.1搭載スマートフォン「Galaxy S」をベースにしたモデルになる見込みで、秋以降に提供するとしている。
Galaxy S(GT-I9000)は、韓国のSamsung電子が2010年3月に発表した、Android OSバージョン2.1、1GHzのアプリケーションプロセッサを搭載するスマートフォン。ディスプレイは4インチのスーパーAMOLED(アクティブマトリックス方式有機EL)タッチパネルで、SamsungのLEDテレビで使われている映像処理エンジン「mDNIe(mobile Digital Natural Image engine)」によって写真や動画、電子書籍を鮮明に表示できる。
カメラは500万画素だが、HD動画の撮影機能を備える。無線通信はGSM/GPRS/EDGE、HSDPA、HSUPA、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)、Bluetoothに対応。ホームネットワーク規格DLNAもサポートする。こうした先進のスペックを備えたGalaxy Sは、日本のユーザーの関心も高く、海外で発表されて以来、国内での販売が待望されていた。ドコモから発売されるGalaxy Sが、どの程度これらのスペックをそのまま搭載して登場するかまだ不透明だが、秋の正式発表が楽しみだ。
なお山田社長はプレゼンテーション中にGalaxy Sの実機を披露したが、端末を横向きにして映像を再生しているような状態で、細かな部分を確認することはできなかった。
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