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米Yahoo!、ディスプレイ広告のDapperを買収
ディスプレイ広告の売り上げが好調な米Yahoo!が、広告プラットフォーム「Smart Ads」強化を目指し、動的ディスプレイ広告技術のDapperを買収する。
米Yahoo!は10月5日(現地時間)、動的ディスプレイ広告技術の米Dapperを買収することで合意に達したと発表した。買収総額など詳細は公表しない。買収は10〜12月期に完了する見込みだ。
Dapperは2006年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。動的なディスプレイ広告を作成・最適化する技術を提供している。広告主はDapperの技術により、データから自動的に抽出した情報に基づいてネット上の適切な場所に動的にディスプレイ広告を表示させることができるという。Yahoo!は広告プラットフォーム「Smart Ads」でDapperと提携してきた。DapperはYahoo!のほか、米Microsoft、米Googleに買収されたDoubleClickなどとも提携関係にある。買収完了後も現在の顧客およびパートナーとの関係は維持するとしている。
Smart Adsは、ユーザーに合わせてカスタマイズしたディスプレイ広告をリアルタイムで配信するプラットフォーム。Yahoo!はSmart AdsにDapperの技術を統合し、同プラットフォームの機能向上と採用促進を図る。
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