mixi、アクティビティ機能も一時取り下げ オン・オフ選択可能にして再公開へ
mixiが「メアドでユーザー検索」機能に続き、行動をユーザーに知らせるアクティビティ通知機能もユーザーの反発を受けて停止した。機能のオン・オフを選べるようにして再公開する予定だ。
ミクシィは12月3日、SNS「mixi」の新機能「最近の動き(アクティビティ情報)」を一時取り下げた。1日に追加したばかりだが、多くのユーザーから反発の声が上がったことを受けていったん停止し、機能のオン・オフを選べるようにして再公開する予定だ。
mixiは、メールアドレスからユーザーを検索してマイページにアクセスできる機能をユーザーの反発を受けて取り下げたばかり(mixi「メアドでユーザー検索」取り下げ 反発受け3日で見直し)。ネットとリアルの人間関係が繊細に交差するソーシャルサービスの運営の難しさを改めて浮き彫りにした格好だ。
アクティビティ通知機能は、ユーザーがマイミクシィ(マイミク)を追加したり、コミュニティに参加すると、そのことをほかのマイミクに自動で通知する機能。オフにすることはできず、公開範囲を限定することもできなかった。
これに対し、「知人に知られたくないコミュニティに参加する場合もあり、通知されたら困る」「マイミクに行動を監視されたくない」などと猛反発するユーザーが相次いだ。同機能に反対するコミュニティが20近くでき、皮肉にもアクティビティ通知機能によって知れ渡ったためか、ユーザー数が10万近くまで加速度的にふくれあがったコミュニティもある。
mixiは3日午後6時ごろ、同機能をいったん停止。オン・オフをユーザーが選択できるようにして再公開する予定だが、時期は「未定」(同社広報担当)としている。
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