Twitterの新規増資に大手VCのKPCBが参加
2010年に1億人以上がアカウントを取得したというTwitterが、さらなる成長に向けた資金調達と取締役任命を発表した。
米Twitterは12月15日(現地時間)、新たな増資と2人の新取締役の任命を発表した。新ラウンドの増資では、新たに米大手ベンチャーキャピタルのKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)が、米BenchmarkやMorgan Stanleyなどの従来の出資者に加わった。同社CEOのディック・コストロ氏が公式ブログで明らかにした。
Twitterは増資額を明らかにしていないが、米Wall Street JournalのBoom Townブログによると2億ドルという。
また、iPadアプリメーカーのFlipboardの共同創設者でCEOのマイク・マッキュー氏と、元DoubleClickのCEOで現在はベンチャーキャピタルCarmel Venturesのアドバイザーを務めるデビッド・ローゼンブラット氏を取締役に迎えた。FlipboardはKPCBが4月に設立したiFundから出資を受けている。
コストロ氏によると、Twitterユーザーは過去12カ月で250億ものツイートを投稿し、新たなアカウントの登録は1億以上あったという。また、1年前に130人だった社員は350人に増えた。「2010年は、Twitterが2007年に創業して以来最も意義深い年だった。われわれはユーザーが達成したこと、われわれの事業、われわれのチームを誇りに思う」とコストロ氏は述べている。
Twitterは同日、企業によるTwitter活用をサポートするWebサイト「Twitter for Business」も発表した。広告プログラム「Promoted」関連の情報のほか、企業向けのTipsやツール、仕様事例などを提供する。
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