ドコモ、スマートフォン通期目標250万台に 来期は600万台
ドコモのスマートフォン通期販売目標が250万台に上方修正。来期は全体の3分の1程度を占める600万台前後の販売を見込んでいる。
NTTドコモの山田隆持社長は1月28日に開いた決算会見で、スマートフォンの通期販売目標を250万台に上方修正すると話した。130万台としていた従来目標からほぼ倍増。来期は全体の3分の1程度を占める600万台前後の販売を見込んでいる。
4〜12月のスマートフォン販売台数は126万台と、全体の9.3%を占めた。その後も売れ続けており、1月23日ごろまでに約150万台まで伸びているという。「GALAXY S、LYNX SH-10B、REGZA Phone T-01Cなどラインアップがそろい、買っていただけた。Xperiaは60万台超、GALAXY Sは30万台を超えている」と山田社長は話す。
フィーチャーフォンを含めた4〜12月期の販売台数合計は1359万台。3月期通期では1870万台を見込む。
来期の新機種は、スマートフォンとフィーチャーフォンの割合が半々ぐらいになる見通し。「以前、スマートフォンとフィーチャーフォンの販売台数は2013年度ぐらいに逆転すると話していたが、12年度ぐらいに早まるのでは」
新たなパケット定額や端末割引サービスも投入し、スマートフォンをさらに売り伸ばしていく(基本料金が月額390円に――ドコモ、学生と家族向けに「応援学割」を実施)。
同日発表した4〜9月期連結決算(米国会計基準)は、売上高に当たる営業収益が前年同期比1.0%減の3兆2091億円、営業利益が7.9%増の7585億円、税引き前利益が6.7%増の7486億円、純利益が5.9%増の4440億円。
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