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Facebook、二要素認証や報告機能の拡張でセキュリティとプライバシーを強化
不適切な写真を報告するプロセスでは、ユーザーが自分で身を守るためのアドバイスが表示されるようになった。
米Facebookは4月19日(現地時間)、二要素認証やHTTPSでの接続など、ユーザーのプライバシー保護を強化する新しい機能を発表した。
二要素認証は、メールアドレスとパスワードに加えて、もう1つの要素を記入しないとログインできないようにする機能。同日か全ユーザーに向けて段階的に同機能を追加していく。
Facebookは1月に通信データを暗号化するHTTPS接続をオプションで有効にできるようにしたが、これをさらに拡大し、ユーザーがHTTPSを利用せずにFacebookにアクセスしている場合でも、利用完了時にセッションを自動的にHTTPSに切り替える。
また、不適切なコンテンツを報告する範囲を拡大し、プロフィール、ページ、グループに関しても報告できるようにした。コンテンツの報告の際には、ユーザーが自分でできる対策についてのアドバイスが表示されるようになった。例えば「この写真を報告」で「この写真は私に対する嫌がらせまたはいじめに当たります」を選ぶと、以下の図のような対策を選択できる。
さらに、ユーザーが安全にFacebookを利用するための情報を集めた「Family Safety Center」を公開した。未青年のユーザーやその保護者に向けた動画やテキストによるアドバイスがまとめられている。また、Facebookは数週間中に、教育者向けのガイドをダウンロード提供する計画だ。
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