Microsoft、「いいね!」を投稿できるBingバーほかFacebook関連のBing新機能を発表
MicrosoftがBingでのFacebookデータの利用をさらに強化した。個人名を検索するとFacebookプロフィールのデータが表示されたり、1クリックで「いいね!」を投稿できるボタンが追加された。
米Microsoftは5月16日(現地時間)、米Facebookとの提携の下、検索エンジンBingの英語版でパーソナライズ検索機能の強化や新機能の追加を行ったと発表した。
Bingの検索結果には、これまでもFacebookのパブリックデータが反映されてきた。2月のアップデートでは、検索結果に対してユーザーの友達が「いいね!」を投稿している場合、URLの下に友達のアイコンが並び、「〜さんがこれをいいねと言っています」と表示されるようになっている。今回はさらに、友達が「いいね!」を投稿しているURLが検索結果の上位に表示されるようになった。
また、Facebookユーザー全体の「いいね!」投稿数をページの重要性を測る参考にするようになった。「collective IQ(集合知能、といった意味)」としてFacebookユーザーがトピックやFacebookページに投稿した「いいね!」数を参照した検索結果を表示する。Facebookページのデータも反映されるようになり、検索結果のWebサイトがFacebookページを持っている場合は、URLの下にFacebookページでの最新投稿が表示される。
Facebookの個人プロフィールも検索結果として表示されるようになった。人名を検索すると、検索結果に「人名|Facebook」というリンクが表示され、リンクの下に現在地や職業など、その人名の個人がFacebookで公開しているプロフィール情報が表示される。
さらに、Internet Explore(IE)にインストールできるBing Barが新しくなり、Webブラウザで表示しているページに直接「いいね!」を投稿できるボタンが追加された。ページに「いいね!」ボタンが表示されていなくても、投稿できる。新Bing BarはIE 7以降にインストール可能。日本語版もリリースされている。
Microsoftは米Googleが圧倒的なシェアを持つ検索エンジン市場でのプレゼンスを拡大するため、Bingにさまざまな機能を追加している。Googleは米Facebookと個人情報の扱いをめぐって対立しており、Facebookのデータを利用できないため、Facebookとの提携はMicrosoftにとって大きな強みとなっている。
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