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神戸製鋼、製造ライン制御システムをHPサーバでWeb化
日本HPら3社は、神戸製鋼の製造ライン制御システムをHP製の無停止型サーバを用いてWeb化したと発表した。常時の連続運転やWebを通じたデータ管理などを実現したという。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、CSK、神鋼エンジニアリング&メンテナンス(神鋼EN&M)は6月3日、神戸製鋼所の加古川製鉄所(兵庫県加古川市)の製造ライン制御に、Web型の新プロコン(プロセスコンピュータ)システムを納入したことを発表した。サーバ停止時やソフトアップデート時にも絶え間なく運転できるほか、Webブラウザ経由のデータ解析ができるという。
従来のプロコンシステムはハードウェアにひも付いた管理しかできなかったが、開発にJavaScriptを用いてWeb化したことで、場所を選ばないデータ参照/解析が可能になった。他にもハードウェア更新費用の削減や、特定のOSに依存しない拡張性を実現したという。
製造ラインの制御を受け持つプロコンシステムは、常時運転していることが求められる。新システムは日本HPの無停止サーバ「HP Integrity NonStopサーバ」を中心に、本番系と待機系それぞれのブレードサーバを配置。万が一の本番サーバ停止時やアプリケーション更新時にも連続運転できるという。
新システムは、日本HPのIntegrity NonStopサーバ、CSKが提供するシステム基盤、神鋼EN&Mが提供する業務アプリケーションで構成。統合データベースには日本HPの「NonStop SQL」を利用した。連続運転を維持しつつデータの一元管理/分析/可視化ができるほか、ログの自動取得にも対応している。
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