Google、ディスプレイ広告管理ツールのAdmeldを買収
Googleが、ディスプレイ広告管理大手のAdmeld買収を正式に発表した。買収総額は約4億ドルと伝えられる。
米Googleは6月13日(現地時間)、ディスプレイ広告管理ツールの米Admeldを買収することで合意に達したと発表した。詳細は公表されていないが、米Wall Street Journalがこの件に近い筋の情報として伝えるところによると、買収総額は約4億ドルという。
Admeldは2007年創業の、ニューヨークに拠点を置く非公開企業。Webパブリッシャーと広告主向けに、オンラインの広告ネットワークおよび広告取引市場(Ad Exchange)の利用を管理するツールを提供している。複数の広告ネットワークやDemand Side Platform(DSP)をサポートしており、Fox News、Thompson Reuters、Answers.com、Pandoraなどが顧客になっている。
GoogleはAdmeldの広告管理サービスや技術をDoubleClickやAdMobに取り込むことで、より柔軟に使える広告管理ツールを顧客に提供できるようになるとしている。
なお、Admeldは買収完了後もGoogle以外の広告ネットワーク、Ad Exchange、DSP、広告サーバのサポートを継続する。
Admeldのマイケル・バレットCEOは公式ブログで、「規制当局がこの買収取引を調査する間、両社は市場で独立した企業として存続する」と述べている。Googleは米調査会社IDCの報告によると、米ディスプレイ広告市場で現在首位に立っている。
Googleは、AdMobやDoubleClickの買収の際にも独禁法当局の調査を受けており、DoubleClickの買収完了には約1年を要した。
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