被災地はPV激減、関東は激増 Yahoo!JAPANのビッグデータで見る東日本大震災
ヤフーは3月11日、2年前の東日本大震災発生時の「Yahoo!JAPAN」のページビュー(PV)の推移などを、「Yahoo!JAPANビッグデータレポート」として発表した。関東圏では震災直後からPVが激増し、岩手、宮城、福島、茨城の被災4県では激減しているといった傾向が見てとれる。
関東圏では震災翌日の12日からアクセスが急増し、11日までの1~2割増になった。一方被災4県では、12日は11日の半分以下に落ち込むなど激減しており、宮城県は5分の1以下にまで減っていた。同社は、「停電などの影響でまったくネットを利用することができなかった、もしくはネットで情報を見る余裕さえなかった様子がうかがえる」としている。被災4県のPVは、震災から2週間が経過しても元の水準に戻らなかった。
サービス別で見ると、Yahoo!JAPANトップページやニュース、地図へのアクセスが伸びた。ニュースへのアクセスは、宮城県を除く全地域で増加。特に関東とその近辺で伸びており、地震や津波情報の確認に加え、原発問題や輪番停電などの情報を確認する人が多かったようだ。地図や乗り換え情報は、首都圏と北陸、北海道でアクセスが伸びた。一方、オークションやショッピングといった通販サービスはPVが大幅に減少しており、震災発生後2週間経っても元の水準には戻っていない。
全国のPVに占める被災3県(岩手、宮城、福島)のPV比率は、PCで震災前の最大64%まで落ち込んだが、翌月には約95%まで回復。7月に震災前の比率に戻った。
2011年3月のデバイス別PVの伸び率は、スマートフォン、フィーチャフォン、PCの順で大きく、「電波が入ればいつでもどこでもPCに近い形で情報を入手できるスマートフォンが、災害時にいかに力を発揮するかを裏付けるデータと言える」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
コミックシーモア、不正アクセスの可能性でサービス停止 メンテ終了時期は未定
-
2
「『楽天カード公式』から詐欺メール」報告相次ぐ ドコモメールに公式マーク付きフィッシング、一部企業の認証設定に脆弱性
-
3
緊急地震速報発表→すぐ取り消し 震度7予測も、実際は震度1 アラートに困惑の声
-
4
研究者グループ、中国Tencentのクラウド上の“逸脱”AIエージェント群と交信 報告書の隠しテキストで呼び込む
-
5
人気Web制作ツール「Studio」全ユーザーの情報漏えいか フォームに送信された内容、外部APIキーなども
-
6
Microsoft、3つの国際的な犯罪ネットサービスを解体へ 日本狙った詐欺がきっかけ
-
7
Tesla、新型「Roadster」発表 SpaceX技術で“飛べる”モデルも 日本でも予約受付中
-
8
「セキュリティソフトも売ってるのに」ソースネクスト会員情報漏えい、パスワード含む最大2252万件 API不正利用される
-
9
気象庁、緊急地震速報の取り消しで「サイバー攻撃」を否定 原因は調査中
-
10
Microsoft、社内エンジニア数万人を対象に「Claude Code」「Copilot CLI」導入の影響を分析 生産性どう変わる
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR