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Facebook、IoT(モノのインターネット)向けSDKをリリース
Facebookが2013年に買収したBaaSサービスのParseが、IoTハードウェアでParseを利用できるようにするSDKを公開した。
米Facebook傘下のParseは3月25日(現地時間)、モバイルアプリ開発のためのBaaS(サービスとしてのバックエンド)「Parse」のIoT(モノのインターネット)向けSDKを公開した。GitHubからダウンロードできる。
Parseは2013年4月にFacebookが買収した。これまでにiOS、Android、Windows 8、Windows Phone 8、OS X、JavaScript向けSDKを提供しており、顧客はParseのクラウドをモバイル向けサービスやアプリのバックエンドとして利用できる。
IoT向けSDKにより、スマートホーム製品やフィットネス端末などでもParseをプッシュ通知やデータ保存などに利用できるようになる。
ガレージのドアをリモートで開閉する端末を販売するChamberlainやスニーカーに装着するランニングトラッカー端末のMilestone SportsなどがParseを採用しているという。
このSDKは、まずはArduino Yunをサポートし、今後Arduino Zeroなどサポート対象を拡大していく。
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