ニュース
GitHubが日本法人「ギットハブ・ジャパン」設立 日本語テクニカルサポートで法人向け導入を促進(2/2 ページ)
米GitHubが日本法人「ギットハブ・ジャパン合同会社」を設立した。日本語でのサポートを開始し、法人向けツールの導入に力を入れる。
クリス・ワンストラスCEOは、GitHub内の日本人ユーザーの多さやオープンソースコミュニティーの活発さ、GitHub自体が日本で生まれたRubyのフレームワークをベースに開発されていることなどを挙げ、「日本の開発者に育てられたと言っていい」とつながりの深さを話す。ユーザー発信のイベントに関わるだけでなく、ギットハブ・ジャパン主催の勉強会やセミナーなども行い、ユーザーとの関係をよりいっそう深めていきたいという。
昨年GitHubに入社し、日本法人のジェネラル・マネージャーに就任する堀江大輔さんは「英語サービスとしてすでに個人・法人問わずこれだけ使っていただいているのはありがたいこと。日本語で国内でサポートできる体制を整えることで、これまで導入に踏み出せなかった企業に対し潜在的な需要を掘り起こしたい」と意気込む。
米国では連邦政府や州単位で行政が利用している事例もあり、今後日本でも自治体のオープンデータの取り組みなどと連携していきたいという。行政機関や官公庁、教育現場など広くパートナーを広げていく展望だ。
関連記事
- Google、microSDベースのマルチプラットフォームセキュリティシステム「Project Vault」、SDK公開
GoogleのATAPチームが、RTOS搭載のmicroSDを端末に入れることで企業に必要なBYOD向けセキュリティを実現する「Project Vault」を発表し、対応アプリ開発用SDKをGitHubで公開した。 - Raspberry Pi 2向け「Windows 10 IoT Core」プレビューと“Arduino Certificated”版開発を発表
Microsoftは「Build 2015」で、Raspberry Pi 2とIntelのMinnowboard Maxで稼働する「Windows 10 IoT Core」の「Insider Preview」をリリースした。また、Arduino.ccとの提携で“Arduino Certified”Windows 10を開発する。 - ドコモ、アプリからウェアラブル機器を操作できるAPI公開 複数メーカー対応
無線通信に対応したウェアラブル機器を操作するスマートフォンアプリやWebコンテンツを開発できるAPI「デバイスコネクトWebAPI」をNTTドコモが公開した。 - 「Google I/O」公式AndroidアプリのソースコードをGitHubで公開
米Googleが「Google I/O」の公式Androidアプリのソースコードを無償公開した。 - Adobe、日中韓3カ国語対応オープンソースフォントを無償公開 Googleが協力、アプリやWeb開発スムーズに
Adobeが日中韓対応のオープンソースフォント「Source Han Sans」を発表した。OpenTypeフォーマットとしては最大となる約6万5000字を収録する。 - コピペも見抜ける? STAP細胞問題で活躍、テキスト比較ツール「デュフフ」とは
STAP細胞問題に絡み、テキストの差分を比較できるツール「difff」(デュフフ)が脚光を浴びている。フォームに2種類のテキストを入力するだけで、異なる部分を分かりやすく表示。論文などの“コピペ”を見抜くのにも役立つ。 - KLab、「ラブライブ!」のゲームエンジン「Playground」をオープンソース化
Klabは、自社で開発したゲームエンジン「Playground」をオープンソースとして公開した。 - Facebook、GoogleやTwitterらとオープンソースグループ「TODO」を立ち上げ
Facebookがオープンソースのリソース活用を促進する目的でGoogleやDropboxなど9社とともにコラボレーショングループ「TODO」を立ち上げた。また、自社開発したmemchashed用プロトコルルータ「mcrouter」をGitHubで公開した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.