Twitterの実況アプリ「Periscope」、タイムラインでの直接視聴が可能に
Twitterの実況動画アプリ「Periscope」のライブ動画を、PeriscopeをインストールしていなくてもiOS版Twitterアプリ内で視聴できるようになった。AndroidおよびWebアプリでも対応する見込みだ。
米Twitterは1月12日(現地時間)、実況動画アプリ「Periscope」のライブをTwitterのタイムライン上で視聴できるようにしたと発表した。まずはiOS版公式Twitterで可能になった。AndroidおよびWebアプリ版でも“準備ができ次第可能な限り早く”可能にするという。
Periscopeは、Twitterが2015年1月に買収した同名企業が開発した実況動画アプリ。アプリは2015年3月にリリースされた。Twitterのアカウントでログインして使うが、Vineと同様のTwitterとは独立したサービスで、これまでは実況の告知はタイムライン上でできたが、視聴するにはPeriscopeアプリを起動するか、Webアプリに移動する必要があった。
本稿筆者のiOS端末では既にタイムライン上で再生できる。タイムライン上で自動再生されるのではなく、タップすると全画面表示になって視聴できるようになる。
ただし、コメントするには画面上部に表示される「Periscopeで会話しましょう」をタップしてアプリを起動する必要がある(アプリが端末にインストールされていない場合はインストールを促される)。
Twitterのタイムラインでは、GIFアニメやVineも再生可能だ。
Twitterは、「Periscopeの中継者の方々はより多くの視聴者にリーチできることになります」としている。
同社によると、2015年8月の立ち上げから累計で1億件以上の実況動画が投稿されたという。
米Facebookもニュースフィード上にリアルタイムの実況動画を投稿できる機能「Live(日本では「ライブ動画」)」を一般ユーザー向けに公開すると昨年12月に発表している。
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