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GoogleとUDACITY、「TensorFlow」で学ぶディープラーニング講座を開設
機械学習に注力するGoogleが、MOOCのUDACITYと協力し、ディープラーニングの基本を無料で学べるコースを開設した。教材には同社のオープンソースの機械学習システム「TensorFlow」を使う。
米Googleは1月21日(現地時間)、無料オンライン学習プログラム(MOOC)UDACITYと協力し、ディープラーニングを学べる無料コース「Deep Learning:Taking machine learning to the next level」を開設したと発表した。
この短期間の集中コース(約3カ月)は、ニューラルネットワークやLong short term memory network(LSTM)など、ディープラーニングの基本を学べる。学習にはGoogleが昨年11月にオープンソース化した機械学習システム「TensorFlow」を使う。
このコースを履修すると、機械学習のナノ学位を取得できる上級コース「Machine Learning Engineer Nanodegree」(月額199ドルから)を受講できる。
Googleは「このコースの目標は、機械学習に高い関心のある人々に、ディープラーニング技術獲得のための迅速な道を提供することだ」と語った。
Googleによると、GoogleがUDACITYで提供している開発者向けコースの受講者は累計100万人を超えたという。
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