AmazonのWi-Fi/Bluetoothスピーカー「Echo」がUberやSpotifyをサポート:Alexaに配車を頼める
Amazon.comが米国で販売しているパーソナルアシスタント「Alexa」搭載スピーカー「Amazon Echo」で、「Uberを呼んで」で配車を手配したり「Spotifyのプレイリストを流して」で音楽を聴いたりできるようになった。
米Amazon.comが米国で販売しているスピーカー「Echo」が米Uberの配車サービスとスウェーデンSpotifyの音楽ストリーミングサービスに対応した。Echo搭載のパーソナルアシスタント「Alexa(アレクサ)」に呼び掛けることで、それぞれのサービスを利用できる。
EchoはWi-FiとBluetoothで接続しクラウドや端末内のコンテンツ再生のスピーカーとして使える端末だ。価格は179.99ドル(約2万円)。スピーカーとしてだけでなく、スマートホームハブとしても機能し、Alexaは天気予報や交通情報の質問に答えたり、Kindle本の朗読もする。
Uber APIをサポートしたことで、ユーザーがEchoの位置情報とSKILLメニューの「Uber」を有効にすると、「Alexa、Uberに配車をお願いして」と呼び掛けることで配車が完了する。
Spotifyとの提携では、有料版Spotify(Spotify Premium)のユーザーが、Echoでストリーミングする音楽にSpotifyを追加できる。Echoでは既に、Amazon Music、Prime Music、Pandora、TuneInなどの音楽をストリーミングできるようになっている。「Alexa、Spotifyの○○プレイリストを再生して」などと呼び掛けて目的のプレイリストを再生できる。Spotifyは日本ではまだ利用できないが、世界市場ではトップを占める音楽サービスだ。
Amazonが今後、Echoを米国外で販売するかどうかは不明。
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