ニュース
Google、デスクトップ版検索結果の右広告枠を排除へ
Googleが、デスクトップ版Google検索結果に表示してきた右枠の広告を、「Product Listing Ads」を除いて全世界で終了しつつある。代わりに、これまで最高3本までだった検索結果のトップに掲載される広告が最高4本に増える。
デスクトップのWebブラウザでのGoogle検索結果ページのデザインが変わりつつある。これまで検索結果の右側に表示されてきた広告が、「Product Listing Ads」(PLA)以外は表示されなくなってきている。
米Googleがこの変更について認めたと、米Search Engine Landが2月19日(現地時間)に報じた。
新しいデザインでは、上の図のように、右枠にPLA以外が表示されない代わりに、検索結果の表示される枠のトップに4本もの広告が掲載される。Googleによると、このトップの広告の数は最高で4本までで、それより少ないこともある。また、トップではなくボトム(ページの最下部)に広告が表示される場合もある。
この変更は世界規模のもので、現在ローリングアウト中という。
Googleはこれまで、1検索結果ページ当たり最高8つの右わきの広告枠を販売してきたが、これがなくなり、検索結果部分の4つの広告枠あるいはPLAのみになる。オークションの価格は従来より高くなりそうだ。
なお、広告は検索結果に関連性が高いものが表示されるので、検索クエリーによっては広告が何も表示されないことがあるのは従来通りだ。
関連記事
- Alphabet(Googleの持ち株会社)、“その他”事業の営業損失が36億ドルでも増収増益
Googleを傘下に持つAlphabetの10〜12月期の売上高は18%増の約214億ドル、純利益は5%増の約49億ドルだった。同四半期からGoogleと“その他”の内訳が発表されており、自動運転車などを含むその他の営業損失が約36億ドルであることが明らかになった。 - Google、「リアルタイム広告」をスーパーボウルでテストへ
Googleが、イベントの開催に合わせて関連する広告をYouTubeやアプリに表示できる新広告サービス「リアルタイム広告」を、まずはスーパーボウルでテストすると発表した。 - Google、検索、YouTube、Gmail横断のターゲティング広告「Customer Match」始動 新モバイル広告ツールも
Googleが、Google検索、YouTube、Gmailを横断して表示できるAdWordsのターゲティング広告サービス「Customer Match」と、アプリ開発者向けの、やはりサービス横断広告掲載ツール「Universal App Campaigns」を発表した。 - Google検索結果ページに黄色い[広告]バッジなどのデザイン変更(テスト中)
Google検索結果ページのデザインが変わっているが、Google幹部によると、これはまだテスト段階という。 - Googleショッピングへの商品登録が米国で今秋に有料化へ
Googleは、商品情報の登録を有料化することで、ユーザーにより信頼性の高い情報を提供できるようになるとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.