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Twitter、嫌がらせ報告ツールで複数ツイートの一括添付を可能に
Twitterで嫌がらせや迷惑行為を報告する際、1回の報告で対象とするアカウントによる複数のツイートを証拠として添付できるようになった。
米Twitterは4月25日(現地時間)、Twitter上での嫌がらせや迷惑行為を報告するツールで、1回の報告に複数の証拠となるツイートをまとめて添付できるようにしたと発表した。
Web版では既に可能になっている。iOSおよびAndroid版公式アプリでもローリングアウト中だ。
報告ツールでは、Twitter上で嫌がらせや迷惑行為を受けている本人あるいはその友達などがTwitterに対して報告できる。Twitterはこの報告を審査し、必要と判断すれば対象となるアカウントを凍結あるいはロックするなどの対処を行う。
これまでは1回の報告で、1つのアカウントの1つのツイートしか報告できなかったが、1つのアカウントに関して証拠となるツイートを幾つでも追加できる。これにより、Twitter側に多くの判断材料を提供できるようになった。
複数ツイートを追加するには、「証拠となる報告対象のツイート」欄の「他のツイートを追加」をクリックする。
なお、本稿執筆現在、報告ページには「現時点では、Twitterはあなたの言語での完全なサポートを提供していません。Twitterからの回答が英語になる場合もあることをご了承ください。」という注意書きがある。
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