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世界スマートウォッチ出荷、「Apple Watch」減速で初の前年同期比減──IDC調べ
世界におけるスマートウォッチ出荷台数が、IDCが調査を始めて以来初めて前年同期より減った。首位のAppleが今秋に次世代「Apple Watch」を発売するといううわさによる買い控えの影響もあるかもしれない。
米調査会社IDCは7月21日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の世界におけるスマートウォッチ市場に関する調査結果を発表した。総出荷台数は、同社がスマートウォッチの調査を開始して以来初の前年同期比減となった。
総出荷台数は前年同期比32%減の350万台。IDCの調査では、スマートウォッチはサードパーティー製アプリを稼働できる端末となっており、Jawboneなどのフィットネス機能のみのウェアラブルバンドは含まない。
メーカー別ランキングでは米Appleが首位を守ったが、同社の「Apple Watch」の出荷台数は前年同期比56%減の160万台で、シェアは25ポイント減の47%だった。前記の45.7%からはやや回復している。
Appleは今秋に新OS「watchOS 3」をリリースすると発表しており、これに合わせて次世代モデルを発売するとうわさされている。
シェアランキング上位5社中、出荷台数が減ったのはAppleのみだった。2位の韓国Samsung ElectronicsはTizen搭載でスマートフォンとの連係を必要としない「Gear S2」が好調だった。
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