Twitterの「モーメント」、誰でも作成できるように
Twitterは、テーマを決めて関連ツイートをまとめてカード状にして投稿する機能「モーメント」を全ユーザーに解放した。まずWebアプリにローリングアウトし、その後公式アプリでも使えるようになる。
米Twitterは9月28日(現地時間)、“ツイートまとめ”投稿機能「Moments(日本では「モーメント」)をすべてのユーザーが使えるようにしたと発表した。まずWebアプリで“ローリングアウト”し、その後に公式モバイルアプリでも機能を追加する。
モーメント(コードネーム「Lightning」)は、「Twitterで今話題になっている注目のツイートを読みやすくまとめたもの」。2015年10月に一部のメディア向けに提供を開始し、段階的に提供範囲を拡大してきた。
モーメントを投稿できるようになると、Webアプリの自分のプロフィールページに「モーメント」タブが表示されるようになる。
これをクリックするとページ右側に表示される「モーメントを作成」ボタンをクリックし、モーメントのタイトルを決め、モーメントに追加したい複数のツイートを追加し、カバーにする画像を選んで公開ボタンをクリックし、そのモーメントを紹介するツイートを公開する。
モーメントに追加するツイートは自分で選ぶことも、ツール内の検索結果から選択することもできる。例えば、自分のツイートはまず手動で追加し、後は関連するキーワードを検索して表示される人気のあるツイートを選ぶといったことができる。
公式アプリでタイムライン上のモーメントを紹介するツイートをタップすると、全画面で画像や動画付きツイートが表示され、スワイプすることで関連ツイートを連続表示できる。
モーメント内の各ツイートは、一般のツイート同様にリイツイート(RT)したり「いいね!」したりできる。
TwitterはIPO以来ユーザー数が伸び悩んでおり、ライブ中継サービスの立ち上げなどで新規ユーザー獲得しようと奮闘している。売却のうわさが浮上している。
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