TwitterのCTOと製品幹部が退社をツイート
Twitterの幹部がまた退社する。11月のアダム・ベインCOOに続いて、アダム・メッシンガーCTOと製品担当副社長のジョシュ・マクファーランド氏がそれぞれ退社をツイートで発表した。
米TwitterのCTO(最高技術責任者)のアダム・メッシンガー氏と、製品担当副社長のジョシュ・マクファーランド氏は12月20日(現地時間)、退社をそれぞれのTwitterアカウントで発表した。
メッシンガー氏は同社に2012年に同社入りし、2013年3月からCTOを務めた。1月に4人の幹部が退社した際、アダム・ベインCOO(最高執行責任者)と2人で4人の仕事を引き継ぐなど、Twitterで重要な役割を担ってきた。
ベイン氏も11月に退社を発表している。
Twitterのジャック・ドーシーCEOはメッシンガー氏のツイートに、「アダム、Twitterのために尽くしてくれてありがとう! あなたから多くを学んだし、Twitterであなたが果たしたすべてのことについて感謝している」とツイートした。
米New York Timessによると、メッシンガー氏は次の計画を発表していないが、少なくともFacebookやSnapchatなどの競合他社に移ることはないという。
マクファーランド氏は、Twitterが2015年に買収したマーケティング企業TellApartのCEO。Twitter入りしてからは製品担当副社長として、広告、データサービス、顧客サービスなどを統括していた。同氏はベンチャーキャピタルのGreylock Partnersのパートナーになる。
Graylockの公式ブログによると、同社はマクファーランド氏を8年前から誘っていたという。2017年第1四半期中にTwitterを退社し、すぐにGreylockのパートナーになる見込みだ。
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