「Windows 10」の「Creators Update」に“ながら操作”可能な「Compact Overlay」などの新機能
Microsoftが「Windows 10」のβ版「Build 15031」をリリースし、今春リリース予定の次期アップデート「Creators Update」で追加する予定の「Compact Overlay」や「Dynamic Lock」などの新機能を紹介した。
米Microsoftは2月8日(現地時間)、「Windows 10」のWindows InsiderのFast Ring向けに最新版「Build 15031」をリリースしたと発表した。このビルドで追加された新機能は、今春公開予定の正式版の次期アップデート「Creators Update」に搭載される見込みだ。
このビルドに追加された主な3つの新機能を紹介する。
並行して使いたいアプリを小さなウィンドウで最前に表示できる「Compact Overlay」
「Compact Overlay」は、対応するユニバーサルアプリ(UWA)の小さなウィンドウを、別のウィンドウより上にオーバーレイして表示する機能。常に画面に表示されているので、動画再生アプリやメッセージングアプリの表示に便利そうだ。映画などをずっと見続けられるし、メッセージにすぐに返信できる。まずはMicrosoft純製アプリの「映画&テレビ」と「Skype」が対応する。
Bluetoothで接続した端末が離れるとWindowsを自動ロックする「Dynamic Lock」
カフェなどで少し席を離れるたびに画面をロックするのはわずらわしいが、「Dynamic Lock」を有効にしておけば、Bluetoothで接続した端末をポケットなどに入れたまま一定距離(具体的な距離は公式ブログからは不明)、一定時間(30秒)離れると、自動的にロックされる。対応する端末は「スマートフォン」となっている。
「共有」アイコンのデザイン変更
MicrosoftのEdgeブラウザやOneDriveなどのサービスで採用している「共有」アイコンのデザインを、従来の3つの玉がつながったようなデザインから、箱から何かを取り出すようなデザインに変更した。
Microsoftによると、ユーザビリティテストで旧アイコンはしばしば誤解されたとしている(本稿筆者も何を表現しているか分からなかった)。
その他の新機能については公式ブログを参照されたい。
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