Cortana、メールを“読んで”リマインダーを自動作成スタート
Microsoftが、AI搭載パーソナルアシスタント「Cortana」に、Outlookのメールの内容を機械学習技術でスキャンし、期限を決めた予定があると自動的にリマインダーを作成し、適切なタイミングでそれを表示する機能を追加した。まずは米国のWindows 10でローリングアウトし、iOSおよびAndroidアプリでも使えるようになる。
米Microsoftは2月9日(現地時間)、AI搭載パーソナルアシスタント「Cortana」に、ユーザーのメールに記載されている予定に基いてリマインダーを自動作成する機能を追加したと発表した。まずは米国で、「Windows 10」のCortanaで利用できるようになる。iOSおよびAndroidアプリも向う数週間中に対応する見込み。Outlook.comとビジネス向けOffice 365のメールが対象だ。
ユーザーのメールの内容をスキャンして、相手と何かを約束したり、予定を決めたりしたことを機械学習技術で検出し、リマインダーのカードを作成するというものだ。例えば上司に「週末までに営業報告を送ります」と書くとそれを検知し、週末になると「サンディに『週末までに営業報告を送ります』と言ったことを忘れないでください」というリマインダーが表示される。
米GoogleのInboxと同様に、オンラインショッピングサイトからの発送通知などもリマインダーになる。
この機能を利用するには、Cortanaにメールと同じアカウントでサインインし、Cortanaとメールでアカウントを接続し、[接続されているサービス]でOutlook.comを有効にしておく必要がある。接続されているかどうかはCortanaのノートブック([≡]→[ノートブック]で開く)で確認できる。
この機能は昨年1月にWindows Insider Preview版で先行提供されていた。正式版になって、リマインダーの基になったメールへのリンクの追加や締め切り前にリマインダーを表示するなどの改善が加えられた。
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