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JASRAC、初のBGM差し止め・損害賠償請求 理容店など2店舗に
音楽著作物の手続きをせずにBGMを利用していた北海道の理容店、香川県の飲食店に対し、JASRACが使用禁止(差し止め)と損害賠償を求めて提訴。
日本音楽著作権協会(JASRAC)は7月11日、JASRACが管理する楽曲の利用手続きをしないまま違法にBGMに利用しているとして、理容店(北海道札幌市)と飲食店(香川県高松市)の2店舗に対し、管理楽曲の使用禁止(差し止め)と損害賠償を求めて提訴した。同様の提訴は「全国初」という。
JASRACは、これらの店舗に「再三にわたり利用許諾契約を締結するよう求めてきた」という。2015年には民事調停を申し立てたが、両店とも契約に応じず「現在も無断で利用しているため、調停ではなく本案訴訟に踏み切った」(JASRAC)としている。
JASRACは2015年以降、無許諾でBGMを利用する施設への全国一斉法的措置を実施。15年には171事業者・258施設、16年には187事業者・212店舗、17年6月には178事業者・352店舗に対し民事調停を申し立てた。
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