ニュース
「Office 365」で「LaTeX」の数式入力が可能に
「Office 365」の8月のアップデートで、「LaTeX」の数式を入力できるようになる。Wordの場合は数式入力モードにするとLaTeXボタンが表示される。
米Microsoftは7月30日(現地時間)、「Office 365」の8月のアップデートで、Word、PowerPoint、OneNoteで「LaTeX」の数式を入力できるようになると発表した。
Wordでは、数式入力モードにするとリボンメニューにLaTeXボタンが表示されるようになり、これを選択することでLaTeXによる数式入力が可能になるという。
LaTeX(ラテフあるいはラテックと読む)とは、80年代に人気のあった組版処理システム。テキストのコードを入力することでフォントの種類やサイズなどを変更できる。複雑な数式を表示できるので、論文作成などで使われる。
PowerPointとOneNoteでもLaTeXの数式入力が可能になるが、入力モードの切り替えで手間がかかり、使い方がWordよりも“トリッキーになる”としている。
日本語版でも同時期に利用可能になるかどうかは不明だ。
関連記事
- 「Microsoft 365」=「Office 365」+「Windows 10」、8月1日発売へ
Microsoftが、企業向けに「Windows 10」と「Office 365」をまとめて購入できる「Microsoft 365」を発表した。「Enterprise」は8月1日発売、「Business」は今秋発売の予定だ。 - Microsoft、企業向け動画サービス「Stream」を「Office 365」でリリース
Microsoftが社内で動画を共有するための「Office 365」の機能「Microsoft Stream」を日本を含む世界でリリースした。音声/顔認識機能で字幕やテキスト検索、顔による検索などが可能だ。 - Slack対抗の「Microsoft Teams」、法人向け「Office 365」で利用可能に(日本でも)
Microsoftが昨年11月にプレビューをスタートした法人向けチームコラボレーションツール「Microsoft Teams」の正式版を日本を含む181市場で公開した。 - 分散コンピューティングの研究者、レスリー・ランポート氏がチューリング賞を受賞
Microsoft Researchの研究者、レスリー・ランポート氏(73)が、分散/並列システムの理論と実践への貢献を評され、2013年のチューリング賞を受賞する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.