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楽天、中国民泊大手「途家」と提携 訪日旅行者の需要狙う
楽天グループの民泊事業会社が、中国民泊大手「途家」(トゥージア)と業務提携。訪日中国人旅行者のインバンド需要拡大を狙う。
楽天グループの民泊事業会社・楽天LIFULL STAYは8月2日、中国民泊大手の途家(トゥージア)と業務提携したと発表した。楽天が今後開設予定の民泊サイト「Vacation Stay」(仮称)に掲載する国内民泊物件を、途家のWebサイトでも紹介。訪日中国人旅行者の受け入れ体制を強化し、民泊市場の拡大を目指す。
両社で訪日中国人旅行者の動向、人気のエリア情報などを共有し、民泊物件の開拓も進めるという。旅行者にとって魅力ある民泊施設や、ユニークな体験型民泊(農業・伝統工芸など)も提供するとしている。
途家は、途家オンライン情報技術(北京)が2011年に開設した民泊プラットフォーム。現在は70カ国1100都市で50万件以上の民泊物件を登録している。途家のユーザーに対し日本各地の魅力を訴求することで、インバウンド需要拡大を狙うという。
楽天LIFULL STAYは、楽天と不動産情報サイトを運営するLIFULLが共同出資する民泊事業会社(関連記事)。民泊を全国で誰でも営業できるよう“解禁”する住宅宿泊事業法が来年1月に施行されるタイミングで、サービスを始めるとしている。
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