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仮想通貨を使った「資金調達」 テックビューロが新サービス「COMSA」を提供
仮想通貨を使った資金調達手法「ICO」に対応するソリューションが、日本で登場する。基幹技術である「ブロックチェーン」をはじめ、ICOに必要なソリューションを一括提供することが大きな特徴だ。
テックビューロは8月3日、仮想通貨を使った資金調達をサポートするサービス「COMSA」の提供を始めた。目論見書の作成からブロックチェーンシステムの構築、資金調達までをワンストップで提供する。10月に実施するCOMSA自身の資金調達を第1号案件とする予定だ。
仮想通貨を使った資金調達は一般に「ICO」(Initial Coin Offering:新規コイン発行)と呼ばれている。企業が独自コイン(トークン)を発行し、出資したい人に仮想通貨で“購入”してもらい、資金を調達する――という「クラウドファンディング」に近い仕組みだ。海外ではIPO(Initial Public Offering:新規株式公開)に代わる資金調達手段として注目を集めている。
COMSAは、「ブロックチェーン技術の導入」「トークンの法定通貨に対する価格変動性」「価格変動による会計・監査上の処理」といったICOの課題を、ワンストップソリューション化することで解決できるという。同社が保有するブロックチェーンシステム「mijin」や仮想通貨取引所「Zaif」も活用する。
2018年内にはmijinをはじめ、「Bitcoin」「NEM」「Ethereum」といった複数のパブリックブロックチェーンを連動させてトークンの整合性を保持できるサービスや、法定通貨建ての商取引をブロックチェーン上で行える仕組みも導入する見通しだ。
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