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Microsoftのベテラン、テリー・マイヤーソン上級副社長が退社へ
Microsoftで長年Windowsチームを率いてきたテリー・マイヤーソン上級副社長が同社の組織再編に合わせて退社する。
米Microsoftは3月29日(現地時間)、大規模な組織再編とともに、テリー・マイヤーソン上級副社長の退社を発表した。
同氏が率いてきたWindows & Devicesグループはこの再編で「Experiences & Devices」部門下のWindowsグループとDevicesグループに分割され、Windowsグループはジョー・ベルフィオーレ副社長が、Devicesグループはパノス・パネイ副社長が率いる。
サティア・ナデラCEOは組織再編を発表する公開書簡で「テリーは私がこの新しい組織構築に着手するのを助けてくれた。彼のリーダーシップと洞察力に深く感謝する」と語った。
マイヤーソン氏は向う数カ月間は業務引き継ぎに従事し、その後退社する。同氏はLinkedInへの投稿で、退社後はアイアンマンレースやピアノかギターの練習、ゲノムやロボティクスの勉強、そして家族と過ごす時間を楽しみたいと語った。
マイヤーソン氏は1997年、自身の企業InterseがMicrosoftに買収された際に同社に入社した。その後、Exchange、Windows Phoneなどのグループに参加した後、2013年にWindowsチームの責任者に就任した。
同氏はMicrosoftの公式ブログでの長い投稿で知られている。LinkedInへの投稿は、同氏の21年間のMicrosoftでの日々を振り返る、2000ワード以上の長文だ。
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