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スマホで予約する“乗り合い”シャトル 森ビルが実証実験
森ビルが、同じ方面に向かう人を乗り合いで運ぶシャトルサービスの実証実験を開始した。米Via Transportationのアルゴリズムを採用。
森ビルは8月1日、同じ方面に向かう複数の乗車希望者をリアルタイムに把握し、「乗り合い」で効率的に移動させるシャトルサービス「HillsVia」の実証実験を開始した。森ビルの社員1300人を対象に19年7月末まで検証を行い、都市部におけるオンデマンド型シャトルサービスの有効性や、オフィスビルを含む街の付加価値向上の可能性を検証する。
ニューヨーク、シカゴなどの都市で導入されている乗り合いサービス「Via」を提供する米Via Transportationの技術を採用。利用者の予約はスマホアプリで受け付け、乗車希望者をリアルタイムで把握。配車やピックアップ場所の指定、移動ルートの選定を行い、複数の乗客を効率的に目的地に運ぶという。
実証実験の走行エリアは六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズなど森ビルの施設が多い港区とお台場のパレットタウン付近。車両はメルセデス・ベンツ日本が提供するミニバン「メルセデス・ベンツVクラス」を使用し、19年7月末まで実施する見込み。
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